子どもの頃保育所で高熱をだしたことがありました。
保育所から母に「高い熱なので今すぐ保育所に来てください!」という電話がかかってきたそうです。
母はその時、教団の活動中でした。
電話を受けた母は活動を抜けて保育所に駆け付けると、保母さんにこう言ったそうです。
「何かあったら責任を取りますので、この子をよろしくお願いします」
そしてまた宗教活動に戻りました。
これを聞いてどう思いますか?
あなたがどの立場にいるかでその意見は変わるでしょう。
もしもあなたが宗教と関係のない人なら
「子どもが危険な状態なのになんて無責任な!」
「何が責任だ!」
と思うかもしれません。
しかし、新興宗教ではそれが“自己犠牲”になり「信仰者の鑑」として語り継がれるのです。
母は「親の責任」ではなく、信者としての責任を取ったと他の信者から賞賛されています。
実際、母は今でもその判断を誇りに思いながら、その時のことをわたしに語ります。
自己犠牲って・・・