過去にメールで相談いただいた内容を編集して掲載しています。
【相談】二世信者が宗教をやめたあとはどのような問題が起こりますか?
さとしさん(仮名)
◯◯会(宗教名)の二世(20代)です。
ブログを拝見いたしました。二世として自分が教団の中で考えていたことを代弁してくれているようで、何度もうなづきました。
私自身、宗教をやめようかどうか悩んでいます。けど、やめたらどうなるのか不安でもあります…。
次回の記事で構いませんので、良ければ「二世が宗教をやめたあとどうなるのか」について書いていただければ幸いです。
【回答】詳しくはブログ記事にしました。大きな壁は結婚でしょう。
さとしさん
メッセージありがとうございます!
次回の記事で構いませんので、良ければ「二世が宗教をやめたあとどうなるのか」について書いていただければ幸いです。
多い質問だったので記事にいたしました。
「『宗教やめたい!』と思っている二世信者がやめる前に知っておくべきこと」
大まかな内容はこの記事にまとめました。
より細かくなってくるとその宗教の教義による部分が多くなるでしょう。
ただ、さとしさんは◯◯会ということですので一つの傾向はなんとなくわかります(間違ってたらすみません…)。
◯◯会はキリスト教をルーツにしているようです。そのため、一つの大きな難関として考えられるのは「結婚」でしょう。
キリスト教系の新宗教は傾向として、その宗教内での結婚を推奨します。
例えば、同じキリスト教をルーツにする「□□会」は特にその傾向が強いです。
そこから外れると、家族ですら無視されます。
「△△会」は強制ではありませんが、やはり教団内での結婚が良しとはされています。
聖書を経典として扱っているキリスト教系の新宗教は「選ばれた人(選民思想)」という考えが強くなる傾向があるため、その囲いから外に出る行為は罪に近い視線で見られかねません。
その代表が結婚です。
家族が結婚式にも来てくれないこともあります。
相手方の家族が宗教を嫌っていたら、結婚を認められないケースも少なくないようです。
また、やめた本人も子供の頃から同じ宗教の中で結婚することが決められていた分、その宗教をやめた後も、一般社会の人と付き合ったり結婚したりすることに罪悪感を強く覚える可能性があります。
すべてのキリスト教ルーツの新宗教がそうということでもありません。
ただ調べた限りでは、さとしさんのいらっしゃる◯◯会はかなり結婚に対して厳しい教義があるようですね?
キリスト教系に限ったことではないですが、教義に血統や家族信仰を用いる宗教は、かなり厳しい戒律で二世の人生を縛るケースが少なくありません。
そして◯◯会はその類の宗教です。
もしも周囲に◯◯会をやめて一般に結婚した元信者がいるなら、話を聞いてみるのも良いでしょう。