このブログを読んでいる方の中には「宗教をやめたい」と考えている方も多いでしょう。
過去にブログで「宗教をやめるとどんなことが起こるか」を記事にしたことがありました。↓
「宗教やめたい!」二世信者がやめる前に知っておくべきこと - 僕が宗教をやめた理由
そこでは割合広く適用される内容を書きましたが、今回はわたし個人の体験をベースに可能性として起こりうる体調の変化について短いですが触れていこうと思います。
宗教をやめたあと、心理的な負荷が生活に影響を及ぼすことがある。
— カチローはもう二世信者じゃない (@neutral_kachiro) 2019年1月9日
例えば「パニック障害」。
突然、動悸や目眩がして、心臓がドクドクする。「死ぬのでは?」と強い不安を覚える人も。
ただそれは神からの罰ではない。
安心感を伴う「所属」を失ったことによる症状。
心療内科に相談するのも良し。
良かったです!
— カチローはもう二世信者じゃない (@neutral_kachiro) 2019年1月9日
面倒なのは内科や外科に行っても「異常がない」って言われることですね。
体感的には吐き気とかあるのに「何もない」って言われると結構なショック🤯
宗教の依存症は強烈ですから。勢いだけでやめると何かしらの症状につながりかねないので、
— カチローはもう二世信者じゃない (@neutral_kachiro) 2019年1月10日
・経済的
・精神的
な自立が優先されますね…。
まず「宗教をやめた」と自覚しはじめたころ、わたしは電車に3駅も乗っていること難しくなりました。
駅を降りては乗り直すという状況が数ヶ月続いたのです。そうやって職場に出勤する日々が続きました。
不安な気持ちが強くなってある時はお腹が痛くなって、またある時は強い不安から頭がフラフラするような日もありました。
ただ、座席に座れたときは少し落ち着きそのまま電車に乗り続けられることもありました。
なぜこのような話をあえてするのかというと、特にわたしのような宗教の中で育った二世信者の皆さんは、宗教をやめたあとにこのような体調の変化をある程度覚悟しておいてもらいたいからです。
今までの日常を捨てるということは大きな不安を伴います。
精神的に疲弊すると体調を崩すしやすくなり、
「宗教をやめた罰ではないだろうか?」
「やっぱりあの宗教は正しかったのかもしれない」
と連想しだすことも珍しくありません。
すると「やっぱり戻ろうかな…」と思い出す可能性があります。
信者の中には
「やめてみてから自分の宗教が正しいことに気づいた」
と言って再度宗教に戻ってきたという人も一定数います(二世だったらそういう人見たことあるかもしれませんね?)。
わたしは宗教の中にいたころ、そういう人たちの言うことを鵜呑みにして
「やっぱり自分の宗教は正しいんだ!」
と思っていました。
しかし、自分が当事者になってみて気づいたのは、社会に出てみて何かしらの不都合から戻ってきた可能性も捨てきれないということです。
実際、わたし自身もそうやって電車に乗るのが辛くなった時期に
「もしかしたら…」
と思ったこともありました。
けど、最初は3駅しか我慢できなかったのを4駅に増やしてみて、そこから5駅、6駅・・・という具合に克服していった結果、今ではそれほど不安な気持ちはわきません。
その不安は一時的なもので、時間が経てば腹痛も不安もなくなることがわかりました。
今でも人が密集する場所(満員電車の中とか)にいると自分の意識とは関係なく心臓がバクバクすることがありますが、それも頻度は減ってきたし、起きても一時的なものだと割り切れるようになっています。
宗教をやめてからしばらく起きるそういう精神的なところからくる体調の変化、そういう可能性もあるということを知っていただきたいと思い、この記事を書きました。
そういう不安な時期がありましたが、そういった時期を含めて今では宗教をやめて良かったと思っています。
一種の成長痛なのかもしれませんね?
少しずつ人生が楽しくなっていく分、ブログの更新もしなくなっているのは愛嬌。